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配膳ロボットの導入にはデメリットが多い?解決策と選ぶポイントを解説

飲食店を中心に、配膳ロボットがさまざまな店舗や施設で活用されています。配膳ロボットは非常に便利な一方で、実は導入にはいくつかのデメリットもあります。

人手不足が解消できる、業務が効率的に進んで売上もアップするといったように、配膳ロボットの話はメリットを中心に語られます。しかし、導入に伴うデメリットを知っておかなければ、いざ導入した際に思っていたような成果が出ず、がっかりしてしまうかもしれません。

この記事では、そういった失敗を未然に防ぐために、配膳ロボットを導入することで生じるデメリットと、問題の解決策について詳しく解説します。

配膳ロボットのデメリットと解決策

配膳ロボットはとても便利で、上手に活用すれば作業の効率を大幅に良くすることができます。

しかし、配膳ロボットにもデメリットはいくつかあります。配膳ロボットのデメリットについて、改善策とともに解説します。

導入時に高額な費用がかかる

配膳ロボットはとても高性能な分、導入する際に高額な費用がかかります。配膳ロボットの購入費用は、1体あたり約200~350万円程度です。

複数台を導入する場合は、その分何倍もの初期費用が必要になります。個人や中小企業の場合は、予算の都合上、配膳ロボットの導入が難しいケースも多いでしょう。

解決策

配膳ロボットを導入する際にかかる費用は、大幅に抑えることが可能です。例えば、リースやレンタルが可能な機種であれば、月々4~6万円ほどで配膳ロボットを導入できます。高額な購入費を用意する必要がないので、予算が限られている場合はリースやレンタルを利用するとよいでしょう。

また、各団体や自治体から、配膳ロボットの初期費用に使用できる補助金・助成金制度が施行されています。補助金・助成金制度の利用には条件がありますが、個人や中小企業であれば受け取りやすい制度も多いです。上手に活用できれば、配膳ロボットを半額以下の価格で導入できるので、予算の確保もしやすくなります。

費用が高額で一括購入ができない場合は、リースやレンタルで導入したり、補助金・助成金を使ってコストを抑えたりといった手段を使うとよいでしょう。

オペレーションを変更しなければならない

配膳ロボットを導入するためには、オペレーションを変更する必要があります。

例えば飲食店の場合、配膳や下げ膳をロボットに任せるようにすると、それまで配膳や下げ膳を行っていたスタッフは他の業務を担当することになり、今までとは違う業務フローが必要になります。さらに、配膳ロボットは人間の指示で動くため、スタッフが操作を覚えなければなりません。

また、人間だけでなく配膳ロボットの移動も増えるため、衝突をしないように店内のレイアウトを変更したり、ロボットが動きやすいようにドアの開閉などのルールを決め直したりといった対応も取ることになるでしょう。

解決策

オペレーションの修正を行ったとしても、結果的にスタッフへの負担が軽減される場合がほとんどです。最初は慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、上手に共存していくことで、ストレスの少ない働きやすい職場環境が作れます。

配膳ロボットと上手く共存していくには、なぜ導入するのか、目的を明確にすることが大切です。導入する目的を明確にすることで、対応しなくてもよい不要なプロセスを削除でき、作業効率の向上とスタッフの負担軽減へと繋がります。

また、配膳ロボットの操作に不安がある場合は、アプリケーションやロボット本体のタッチパネルから直感的に操作できる機種を選ぶことで、簡単に扱えるようになります。ただし、アプリケーションが開発されていない機種も多いのでその点は注意が必要です。加えて、API連携が可能な機種であれば、店舗にとってより使いやすい配膳ロボットへアップグレードすることも可能です。

ロボットの運用管理の負担がある

チェーン店など複数の店舗で配膳ロボットを導入する場合、ロボットの運用管理にかかるコストや手間が気になる方が多いのではないでしょうか?

ロボットの稼働状況の確認や、店内のレイアウトを変更した際のマップ修正のため、管理者が導入先へ行かなければならないのは負担が大きいのではないかと感じる方もいるでしょう。またそうした際にかかる人件費や交通費も気にしなければなりません。

解決策

管理者がバックオフィスから運用管理できるように、リモートで稼働状況の確認やマップ編集、ソフトウェアアップデート、業務プロセス改善ができる機種を選びましょう。 

リモート操作の機能を備えた配膳ロボットはまだまだ少ないのが現状ですが、導入後の日々の運用管理体制の面から考えると、バックオフィスからリモート操作ができるかどうかは非常に重要です。特に複数の店舗に配膳ロボットを導入する場合は、リモートで運用管理が可能かどうかはチェックしておくことをおすすめします。

専門知識がないとメンテナンスが出来ない

配膳ロボットはPCやスマートフォンと同じく、メンテナンスをするには専門的な技術が必要です。配膳ロボットのソフトウェアに関する技術と知識がない状態でメンテナンスを行うことはできません。

もちろん、衛生面を保つために配膳ロボットのお掃除をするなどの、ちょっとしたお手入れであれば誰でもできます。しかし、ソフトウェアに関する部分でエラーが起きてしまった場合は、専門技術が必要になることも多いです。

解決策

専門技術が必要なメンテナンスをしなければならない事態に陥った際も安心できるように、保証やサポート面が充実した機種を選ぶとよいでしょう。またエラーや故障の際にリモート診断が可能かどうかも重要なポイントです。

保証やメンテナンスなどのアフターケアは、資料請求やお問い合わせなどで確認できます。配膳ロボットを安心して使用するためにも、アフターケアが充実しているかどうかを導入前にチェックしておきましょう。

人間による接客の機会が減少する

配膳ロボットに接客を任せることは、人間による接客が減少するということであり、これがデメリットになる場合があります。例えば、顔なじみの店員と会話ができなくなったことで、常連のお客様が寂しさを感じてしまう可能性は否定できません。

また、「ロボットによる接客」という言葉に冷たい印象を覚える方もいます。こういったイメージのせいで、売り上げが伸び悩むことがあるかもしれません。

解決策

配膳ロボットの中には、ディスプレイに顔やお店のキャラクターを映せる機種があります。加えてAI(人工知能)による会話機能を搭載している機種であれば、お客様と自発的にコミュニケーションを取ることができるので、ロボットによる接客にも愛嬌や温かみを感じてもらえます。

お客様との接点を減らさないため、下げ膳を中心にロボットを活用している店舗も多く見かけます。一度で数テーブル分の片付けを行えるため、特に女性スタッフの負担を軽減でき、全体的なサービスの質の向上も見込めます

完全な自動化・無人化は難しい

配膳ロボットにはさまざまな業務を任せることができますが、完全に自動化し、ホールを無人で運営するのは難しいのが現状です。配膳ロボットの操作には人の手が必須であるため、人材の確保は引き続き必要になります。

解決策

システム連携ができる、カスタマイズ性が高い配膳ロボットを選びましょう。配膳ロボットの中には、注文システムやPOSシステムと連携できるものがあります。これらのシステムと連携させることで、注文、配膳、会計という一連の流れを、配膳ロボットがワンストップで行えるようになります。

また、リモート操作が可能なロボットであれば、バックオフィスから稼働状況などを一貫管理することが可能です。加えて、複数台を連携して使える機種を選ぶことで、ホール内の業務をロボット同士で分担し、限りなく自動化や無人化の状態に近づけることが可能です。

配膳ロボットを選ぶ時のポイント

配膳ロボットは機種によって機能や性能が違います。より使いやすいものや、作業を効率化できるものを選びたいのであれば、しっかり配膳ロボットを比較することが大切です。 

ここからは、配膳ロボットを選ぶ際のポイントについて解説します。

欲しい機能の有無

配膳ロボットと言えばディスプレイの付いた機種のイメージが強いですが、ディスプレイが付いておらず、シンプルに配膳するだけの機種もあります。ディスプレイが搭載されていない機種の場合、別途タブレットやPCでの操作が必要です。このように、ディスプレイの有無ひとつを取っても操作性や使い勝手が変わってきます。

また、配膳ロボットの導入目的に、サービスの品質向上があるのであれば、AI音声認識による会話機能は必須だと言えるでしょう。会話ができる配膳ロボットは、人間により近く、満足度の高い接客を行えるからです。

このように、どういったシチュエーションで使用するのか、導入目的を明確にすることで必要な機能を洗い出せます。作業の効率化や回転率の向上を目指すのであれば、必要な機能の有無を必ず確認しましょう。より細かく機能をカスタマイズしたい場合は、API連携可能なカスタマイズ性が高い機種を選ぶことをおすすめします。

また、複数の店舗に配膳ロボットを導入する場合は、マップ情報の変更やソフトウェアアップロードの際、管理者がそれぞれの導入店舗に向かって作業を行うためのコストが発生します。配膳ロボットの設定変更がリモートでバックオフィスから行えるものを選べば、こういった運用・管理にかかる負担を減らすことが可能です。

配膳ロボットのデザイン

配膳ロボットのデザインは、お店の雰囲気をガラリと変えてしまうことがあります。

例えば、シックでレトロな雰囲気の飲食店で、ポップ系の見た目をした配膳ロボットが走行していると浮いてしまいますし、その逆も然りです。配膳ロボット選びに失敗しないためにも、使用する場所の雰囲気に合ったデザインの機種を選びましょう。

中には、配膳ロボット本体のデザインや、ディスプレイに表示する画像を自由自在にカスタマイズできる機種もあります。店舗や施設のイメージにぴったり合うような配膳ロボットを導入したいと考えているなら、ぜひ好みにカスタマイズできる機種を選んでみてください。

保守・メンテナンスのサポート体制

配膳ロボットは故障してしまうこともあります。そういった場合の対応は、販売代理店やメーカーに依頼するしかありません。トラブルを早く解決するためにも、保証やサポート面の有無をしっかり確認しましょう。エラーや故障の際にリモート診断が可能であれば、担当者に来てもらうことなく問題を解決できる可能性もあるためおすすめです。

配膳ロボットを安心して使用するために、アフターケアが充実しているかどうかをホームページやお問い合わせから確認してみてください。

配膳ロボット導入で人不足や生産性向上に対応しよう

配膳ロボットを導入することで、作業を効率化し店舗の回転率を上げることができます。

メリットがたくさんある分、デメリットも多いですが、多くのデメリットは解決できる問題です。配膳ロボットを有効に活用するならば、上手く共存して付き合うことと、店舗・施設に合った機種を選ぶことが大切です。

最初は慣れないことも多いかもしれません。しかし、配膳ロボットを正しく活用し、さまざまな仕事を任せることで、人材不足の解消や生産性の向上に繋がっていきます。

配膳ロボットの導入によるメリットはとても大きいものです。デメリットを心配して、導入を諦めてしまうのはもったいないと言えるでしょう。店舗のオペレーションに何かお悩みがある場合は、ぜひ配膳ロボットの導入を検討してみてください。

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